義仲最期

2005年6月26日 義経
わー、この回は是非レビューしたかったのにしそびれてたよ。
そんな訳で今さらレビュー。

この回は見所満載でした。
大学の「平家物語」の授業でも、この回はものすごく真面目にノートをとってたし、印象に残ってるんです。

まず見所?巴。
小池栄子はハマリ役だと思います。
強い女性(精神的にも肉体的にも)なんだけど、女らしさももってる、みたいなとこが。
演技もいけてますよね?私の贔屓目かな?(判官びいきなんで)

義仲のそばにいたくて、妻にはなれないから女武者になった、そんな生い立ちも泣かせてくれます。
でも実際は家来兼愛人だったらしいですね?

見所?義仲の名台詞
「いつもは何とも感じない鎧が今日はやけに重く感じる」
こういうことって今でもありますよね?
私はよくあります。
かばんが、登校する時より下校する時の方が重く感じるとか(中身は変わってない)。
や、こんな例と比べちゃ義仲も不快かもしれませんが、趣旨は一緒ですよ。
古文を読んでて、こういう今にも通ずる感覚を発見すると何だか嬉しくなってしまいます。
あー、昔の日本人も同じようなこと感じてたんだなあって。

見所?義仲と兼平の最期
これ、大河ではそこまで描かれてませんでしたが、二人は同じ場所で死ぬことに意義があったんですよね。確か。
乳母兄弟の誓い、みたいな感じで。
やっぱこういう忠義の話はいいですなあ。
まだ出てきてませんが、義経と弁慶のそれにも期待十分です。

…そんな訳で義仲一行は私はわりと好きでした。
人間的には頼朝より義仲の方が全然好きだな。
まあ上に立つ人間としては、冷静に計算できる頼朝の方が向いてるんでしょうけど。

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